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「白」

過去のブログより

 

 

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第一志望だった外資系エアラインの採用面接試験で私が着たのは、真っ白のスーツでした。

待合室を見るとスチュワーデス専門学校の指導なのでしょう。

いかにも外資系向きの明るい色の華やかなファッションに身を包んだ人ばかりだったのです。

 

「しくじったかも・・・。」

 

普通のOLをしていた私は面接対策の情報とは一切無縁でした。

顔もスタイルも「並み」の女が、場違いな「白」を着たことであかぬけなさが倍増。それでも何かの間違いで最終面接に合格することができました。こマシなスーツを他に用意していなかったこともあり、それ以降も同じ白のスーツで挑みました。第2志望の◯エアラインもこれで合格することができました。

 

「今回のことは記念に」くらいの気持でいたことと、最終面接まで一人だけ浮いたような「白」のスーツを着たことは、案外悪くなかったようです。

 

個性重視の外資系で、素朴な外見を「清潔感」でカバーしようと選んだ白スーツ姿が、かえって良かったのかもしれません。

それ以来バカの一つ覚えのように、白が勝負服のような気がして、好んで着ていました。

 

自分があか抜けないことに気づいたのは、実はエアラインに入社してからです。周りを見回してやっとそのことを悟ったからです。それまでは何も知らなくてある意味、幸せでした。

 

後に「白」がよく似合うと、あまり人のことを褒めない同期が言ってくれたことは今でも心の拠り所になっています。