食事会

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 職業柄

 

空のお仕事をしていた頃の同僚たちと中華料理のテーブルを囲んだ話です。

 

円卓に次々に運ばれる大皿料理にスープ、お茶、お酒やグラス。

後輩・同期の誰かが、常時気を配っていて、一人たりとも自分のお皿とグラスが空っぽになることはありませんでした。

 

プライベートなシーンにもかかわらず、その場にいる人の飲み物が足りているか、場所や食事に満足しているかなど、お互いが気を遣いあっていて、それははもう職業柄とはいえ見事でした。

 

反面、疲れる部分もありました。どこか心から楽しめなかったのですが、みな「~であらねばならない」に縛られていたのだと思います。

 

地上の仕事に戻ってからしばらくたった頃、私は会社の普通の宴会で衝撃を受けました。

 

誰かに気を配ることなく、それぞれの人が自分のペースで思い思いに食べていたからです。グラスが空っぽだったり、手酌の人もいて、みんなが身勝手に興じていました。

 

「もう気を遣わなくてもいいんだ!」

それが妙に新鮮でうれしく、開放感を味わったことを覚えています。